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~名店の味再び・尾道ラーメン~ 郷愁を誘う Sさんが行くシリーズ
2023年04月10日
こんにちは、広報担当のSです。
私の母の郷里「尾道」は、昔から魚の町として知られてきました。
しかし、近年では尾道グルメの代表は「尾道ラーメン」ということになりつつあるようです。
尾道の有名な向島への渡し船
その「ラーメンの町」としての名前の礎を築いた名店が、
「朱華園」であったというのは、疑いようのないところです。
作家・檀一雄(女優檀ふみの父、食通として知られた)が
雑誌連載で訪問した際「恐れ入った」と言わしめた、その時の文章が、
店の入り口に掲げられていました。
地元では「朱(しゅう)さんの店」と呼ばれて親しまれていました。
ですが、2代目店主が体調を崩し、休業告知の後閉店。
名店の味は幻になったかに思われました。
しかしながら、その味を引き継ぐ店があるということで、
食べに行ってきました。
まずは、旧店舗に近いところにできた、中華そば「朱」。
閉店後しばらくして、旧店舗で製麵を担当していたご親族が、
オープンさせた店との事です。
(ちなみに、この店の近くにはもう1つの老舗「つたふじ本店」もあるのですが、
こちらは訪問時は休日でした。)
店の雰囲気は昔の店舗に似ています。暖簾の文字も旧店の文字の流用です。
メニューの木札で吊り下げ表示も同じ(売り切れると裏返される)。
しかし、時代の流れは確実にあるようで、
食券がプラスチック札でなく、券売機になっていました
(売り切れは貼り出してある。親切!)。
まとめ買いに対応しているのは進歩です。
また、隠れた名物の「焼きそば」もありました。
私は旧店舗では「中華そば」しか食べられなかった(毎回訪問時間が遅く他は売切れ)ので、
この点でも期待が持てます。
さて、提供された中華そばです。
(上の写真)
尾道ラーメンの特徴はスープに浮かべてある「背脂ミンチ」でしょう。
スープに「地元の小魚だし」を使っているのも特徴という向きもありますが、
「小魚だし」は土産物屋が商品化したときに導入したもので、
新興店では使っているようですが、「朱華園」では鶏ガラベースだけで仕上げていたようです。
なお、背脂が入っているためか、提供時は大変熱いので注意!
麺は平打ち麵。これも昔のまま。
食べてみます。
なんか昔と比べて、スープの味が薄い、あっさりめだなぁ…と。
これはこれで美味いです。が、ちょっと私には物足りなさもあります。
時代の流れですかね。濃い味ばかりにどっぷり浸かってもいけませんか。
駅までの戻り道。
途中のアイスクリーム店でアイスモナカを。
この店も評判です。これも懐かしい風味。
さて、もう1軒、「朱華園」の系譜を受け継ぐ店が、
隣の福山市の北の郊外で店を構えています。
中華そば「しんたく」。
ここのご主人が長く「朱華園」にお勤めだったそうで。
こちらのメニューにも「焼きそば」があります。
今回は「中華そば」を、餃子ともども注文。
こちらの店は席に着いてオーダーを聞きに来てくれます。
こちらも実食。やはり熱々の背脂入りスープ。平打ち麺も同じ。
スープの味ですが、こちらの方が濃い味ですね。
昔に近いのはこちらである気がします。
ちょっと面倒なところにあるけど、わざわざ行ってみる価値はありますね。
尾道市街地の店はアクセスはしやすいので、とりあえず食べたいときに、
郊外の店はこだわっていってみたいときに。どちらも美味いことには間違いないので。
次回はレアメニューだった「焼きそば」にチャレンジしてみましょうか。
ごちそうさまでした。
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